Bit-Archer

お小遣い稼ぎ関連の体験記。

2017年になってようやく世のアフィリエイターが何をしているのか分かってきた

Amazon アソシエイトと楽天アフィリエイトに登録したのが2007年頃。A8.net とかバリューコマースとかにも当時登録してはいたが、特に自分のサイトで紹介したい広告がなく、稼ぎ方が分からず断念。

「こういう ASP (アフィリエイト・サービス・プロバイダ) を使ってどうやって稼ぐっていうんだろう、Amazon とかみたいに自分がやってるゲームサイトとかに載せやすい広告を自由に選べないと難しくね?」と思ったまま、アフィリエイト自体に興味を失って2017年を迎えた。

2017年に入り、自分のブログで Google AdSense や Amazon アソシエイト・楽天アフィリエイトを再開して、よっしゃここは一つ、アフィリエイトを再勉強するかなと思い、ココ最近色々調べて、世のアフィリエイターが何をして稼いでいるのかが分かってきた。

アフィリエイターはサイトを量産する

まず、「趣味のサイトを1つ2つ運営して毎月何十万も稼ごう」という発想が間違っていた。アフィリエイターは300とか400とかいう数のウェブサイトやブログを量産して稼いでいる。どうりで A8.net に副サイトが500サイトまで登録できるワケだ。

つまりどういうことかというと、「このキーワードで検索してもらったら、自分のサイトに来てもらえそうだな」という検索キーワードを調査し、そのキーワードに合わせたサイトを作るのだ。よくあるキーワードだと、FX だとか、美容だとか、稼げる単価がなるべく高いキーワードで、まだ大御所が参入していない (自分が参入する余地がある) キーワードを探す。分からないけど例えば、キーワードの組み合わせとかで、「脱毛器 痛くない」はまだ自分のサイトがヒットしそうだなーみたいなことを調べて、それに沿った広告を貼れるようにサイトを作るのだ。

だからそもそも、自分が好きなジャンルだとか、自分が詳しい話題だとか関係なく、稼ぎのために仕事としてそのジャンルを勉強し、記事をでっち上げるのだ。

そしてそれも数サイト程度じゃたかが知れている。被リンク数を稼ぐために数百サイトを作り、うまくリンクしあって、検索エンジンから見た自分のサイトの価値を上げるようにする。また、Google の方針として独自ドメインのサイトの方が価値が高いと見なすようなので、独自ドメインもバンバン取る。この辺の諸々がいわゆる「SEO 対策」として話されている内容になるみたい。

数百サイトもどうやって作るの? → サイト作成ツールがある

数百サイトを量産するって、相当に骨が折れる話だ。僕自身は、HTML・CSS・JS のスキルがあるので、デザイン面では自分で作れないことはないものの、毎度凝った作りにして、ユーザの気を引くサイト作りは相当難しいと思う。そもそもそのジャンルに関する記事を書かないといけないし…。

そこで出てくるのが、「SIRIUS (シリウス)」などの「サイト作成支援ツール」の存在だ。既に「美容向けサイト」みたいな感じでジャンルごとにテンプレートが選べて、記事、広告の挿入が楽にできたり、FTP アップロードもやってくれたりするツールがあるようだ。テンプレート機能がかなり優秀な「ホームページビルダー」といったところか。逆にこの商材を売る方が稼げそうだけど。

そういうツールは買わないと中身が分からないし、買った人はあまり情報を公開してくれないけど、どうやら記事の文章も自動生成する機能を持つツールがあるようだ。どこかのサイトでサンプルの文章を読んだがかなり自然で、そのままコピペしてもそれらしいサイトになりそうな文章だった。

極端な話、テンプレート使って量産したデザインで、文章が自動生成でも、貼ってある広告が目について、「詳細はコチラ」みたいなリンクを踏んでくれくれればそれで収入に繋がるワケで。これを数百サイトという単位で作っているから全体で月に数十万とかになるようだ。

数百サイトをどう管理するか → 複数サイトを持てるサーバがある

これだけのサイトをどう管理するのか。無料で済ませることもできなくはないだろうが、大抵は「エックスサーバー」とか「シックスコア」みたいなレンタルサーバを借りているようだ。

このようなレンタルサーバは、50サイトとか100サイトとかを置けるようなプランになっていて、WordPress に対応していたりして色々便利みたい。

そうそう、ブログを置くなら WordPress がいいみたい

アフィリエイトの文脈で WordPress を使ったことがないので詳しいことは知らないのだが、Ping 送信できるとか、プラグインやテーマが豊富だとか、静的サイトっぽいのも作れるとか、PHP 製だからカスタマイズしようと思えばできるとか、多分その辺の理由で、WordPress を使うことが多いらしい。

独自ドメインは ASP のセルフバックを利用して安く仕入れたりする

独自ドメインは、一度検索エンジンに載っていたような中古ドメインを使ったりすることもあるようだが、A8.net 経由で「お名前.com」を使うと、セルフバック (自己アフィリエイト) という仕組みで若干のキャッシュバックが得られたりするようだ。こうやって自分自身も ASP を利用して、費用を安く済ませたりしているみたい。

ペラサイトという手法もある

WordPress にせよ通常のサイトにせよ、作成するページ数は1サイトあたり10〜20ページ (記事) ぐらいの様子。こういうサイトを量産して、基本一つひとつのサイトは放置するやり方らしい。

一方、「ペラサイト」という手法もある。

一昔前だと、情報商材の広告サイトなんかで、「○○に困っていませんか…?」みたいな見出しから縦に長いページが続き、「失敗談 → 成功体験 → それを実現したのはこの商材! → 以下からお申込みを!!」みたいなノリで、1ページで完結しているサイトがあったと思う。

こういう1ページで終わるサイトを「ペラサイト」(1枚ッペラの意) と呼ぶそうで、どちらかというと短期的な収入に落ち着くようだが、戦略の一つとして量産することもあるようだ。

記事は外注に出すことも

文章を自動生成できるツールがあると言ったが、実際はそれをペタペタ貼り付けてもダメなようで、魅力的な文章を書き上げないといけない。しかしそんな労力をずっとかけ続けることもできない。

というワケで、「特定のキーワードに関する2000字の記事を書いてください」みたいな感じで、文章作成を外注に出すこともあるようだ。ランサーズみたいなところで募集してたりとか、「アフィリエイト塾」と称してアドバイスをする代わりに記事を書いてください、なんていうやり方もある。

こんなことを繰り返さないと稼げない

先日、ヒカキンの1日を紹介する動画が激務だと話題になっていたが、アフィリエイターの場合も相当な激務だ。

ヒカキン密着24時 〜YouTuberの裏側〜

儲かりそうなキーワードを選定し、ツールを利用しているとはいえ、数時間で1サイトを立ち上げ、SEO 対策をしてヒットを見守る。これを毎日2・3サイト分繰り返して、ようやくサラリーマンの月収を超えるような感じが相場みたいだ。

勿論、たまたま1つのサイトが当たって儲かったとか、趣味がちょうど株だったから趣味の株サイトを作っただけで儲かったとか、苦なく成功した例もあるとは思うが、それらは稀なことだ。

全然興味のないジャンルを勉強し、全然楽しくなくても楽しそうな文章を書いて、ダルくてもサイトをアップし続けていかないと稼げない。

正直、自分の興味のない話を勉強してまで書くことが自分には出来なさそうで、感服である。

これは極端な言い方だが、自分の金儲けのために調べた情報で作ったサイトなんて、あまり価値の高い情報はなさそうだし、いかにユーザをだまくらかして広告を踏ませるかってことだろうから、あんまりやる気にならない。いやもちろん、儲けることを考えたら適当な文章は書けないし、「ヒットしそうな検索キーワード」はつまり「ニッチな助けを求めているユーザの存在」であり、彼らのために先回りして勉強してサイトを作り上げている側面もなきにしもあらずだろうから、一概には無価値なサイトとは言わない。

いやしかし、それにしても凄い労力だなぁと…。

アフィリエイターがどうやって稼いでいるのか、手法が段々と見えてきて、なんというか、現実感が強くてゲンナリしてしまった。